新人助産師の頭ん中

助産師2年目が日々感じたことをゆるっと。

助産師学校。辛くも楽しい日々でした。

 

今日は私の助産師学校時代の話です。

 

私は1年制の専門学校で1年間助産師の勉強をしました。

 

はっきり言って、ものすごい勉強量を1年で勉強するなんてけっこう無謀なことだな…と思っていました。

 

座学での勉強だけでなく、実習もテストも保健指導の発表会も山ほどありました。

 

我ながらよく生きて卒業できたな…と思います笑。

 

4月から座学がスタート。ほぼ1ヶ月で何教科もの勉強を終了させ、5月はテスト、テスト、テスト…。

その合間に保健指導のパンフレット製作、母親学級の指導案、毎日の小テストの勉強。

 

本当にいつ寝ていたんだろうと思います。それくらい毎日が24時間では足りず、あっという間に過ぎていったような気がします。

 

6月からはさっそく実習。私の学校は実習先から離れていて学校の近くと実習先の近くに2カ所寝泊まりできる場所を確保しなければなりませんでした。学校の近くにはシェアハウスがあり、助産科のみんなで住んでいました。もう24時間ずっと一緒ですね笑。

 

実習といっても実習先の施設は1ヶ所だけでなく、助産院やクリニック、保健所などさまざまなところへ行って実習しました。移動だけで疲れます。

 

実習の合間をぬってテスト勉強、母親学級のスライド作り、実習の記録…。みんなで力を合わせてやっていきました。秋には学会に参加するために新潟までみんなで勉強しに行きました!

 

分娩介助の実習になってからは病院に泊まり込み、受け持たせていただける産婦さんが来るまで待機していました。控え室は窓のない閉鎖空間。今考えれば3密です。あの狭い部屋に助産科の学生と先生とぎゅうぎゅうになる事もありました。

 

学生の受け持ちを許可していただいた産婦さんがいれば、真夜中だろうと、ご飯を食べていようと控え室の電話がけたたましく鳴り響き実習開始です。

お産は夜のほうが多いです。控え室で寝ていれば電話がすごい音量で鳴り、飛び起きます。

本当にあの電話の音は後で幻聴になって聞こえてきます…。

 

産婦さんを受け持ったらお産するまでつきっきり。生まれた後も出血量など確認し、異常が無いと確認できるまで付き添います。そしてそれから記録。何ページもある記録用紙を次の日までに提出しなければなりません。

 

そしてそれからは受け持ちの人が退院するまで授乳の様子や保健指導を行います。その人が退院したら、また次の産婦さんを待ちます。(もちろん他の学生もいるのでローテーションでお産を取っていきます)

 

実習では必ず10例以上の分娩介助をしなければ卒業できません。私たちはなんとか12月、年を越す前に学生全員の分娩介助が終わるように、1例終わってはまた1例と死に物狂いでした。

 

年々分娩件数は少なくなっていますので、受け持たせていただける産婦さんに当たるまでずっと控え室で待機していました。(私は最長1週間産婦さんが来なくて病院に泊まりっぱなしでした)

学生全員が10例お産をとり終わったのは年を越す2〜3日前でした。もう年末です😂。

 

そんな実習をしつつ、母親学級の本番に向けて何度もリハーサルをしたり、内容を修正したりしていました。本当によく期限まで間に合ったと思います笑。

 

そして実習が終わって1月。まだ座学での勉強が残っています笑。2週間程度で一気に授業し、テスト。そしてついに国試に向けた受験勉強の開始です笑。

もうその時点で国試まで1ヶ月きってしまっています

 

ですがこんなに大変な思いをしてやってきた甲斐があって、実習で学んでいることはたくさんありました。過去問はまあまあ点数を取れました。助産師国家資格のための問題集は、看護師国家試験の問題集よりすごく少ないです。

なので国試の過去問を何年も何年も解いては復習、解いては復習。12〜13年分くらいの過去問と模試の問題で勉強しました。

 

そしてあっという間に国試当日。看護師国家試験よりも受験時間は短いのですぐに終わったような気がしました。結構簡単な問題ばかりでした笑。

 

ようやく学生生活終了!と思いきや、小中学校での性教育の見学実習が残っていました笑!時期が国試後しか都合が合わなかったそうです。

 

 

このような感じであっという間の1年でした。

本当にここまで頑張れたのは他でもない同級生のおかげだったと思います。

 

みんなで励まし合い、ふざけあいながら笑いあったことで、つらい実習も乗り越えられました。同級生の中には辛さに耐えきれず途中で学校をやめてしまう人もいました。それでも残った人たちで絶対卒業!国試合格!のために頑張ったと思います。

 

実習や勉強でつらかった思い出もありますが、同級生とカラオケでストレス発散したり、花火を見たり、ご飯を食べに行ったり楽しい思い出もたくさんあります。

学会でみんなで遠出した時には、みんなでディズニーランドへ行ったりもしました。

 

みんなで時間を作って少しでも息抜きができるよう遊べる時に遊ぶ!そのために頑張る。といった感じでうまく両立できていたのかもしれません。

みんなのグループLINEには楽しかった時の写真がアルバムにたくさん残っています。

 

 

働きはじめてからは会う機会がぐんと減ってしまいましたが、都合を合わせて食事会をしています。

コロナが落ち着いたらまた食事会を再開しようと思っています🥰

 

 

 

助産師学校はとんでもなく忙しく辛い日々でしたが、それ以上に楽しいことも多かったです。もうあの実習はやりたくないと感じますが笑、また同級生達と笑いあうことができるなら学生時代に戻りたいですね😊